債券はアセットアロケーションに必要か?

アセットアロケーションやポートフォリオに債券は必要かというのは投資家にとってよく問題になる話です。

長期投資では債券は株式にパフォーマンスで負けるため債券は不要という意見も多く、私も投資を始めた頃で資金も少なかった時はそのように考えてきました。

しかし、投資資金が増えてくると債券もアセットアロケーションに入れた方が良いのではないかと思ってきましたので、自分はこの先どうするかという事も含めて今回の記事で考えていきたいと思います。

 

過去のリターン

過去のリターンは株式が圧倒的です。米国では過去200年間で平均7%程の株式のリターンがあります。このグラフの2003年以後も成長し続けています。

私が株式投資、特にインデックスファンドでの米国株の長期投資をしようと決めるきっかけとなったグラフです。

出典:株式投資の未来

 

米国だけでなく、世界各国で債券よりも株式の方が圧倒的にリターンが高いです。

出典:株式投資の未来

これらのグラフをみると株式一本でいいのではないかと思ってしまいます。

しかし、株式は上がったり下がったりを繰り返しますし、時には大きな暴落もありますので、短期的には損をする可能性も大いにあります。

また、過去株式のリターンが良かったからといって、これから先の未来も株式が必ずリターンが良いとは必ずしも限りません。

ですが、これらのようなリスクや不安要素があるからこそ株式はリターンがあるのだと思います。

世の中にノーリスクハイリターンのような甘いものはありません。株式投資で利益を得るという事はリスクをとっているからこそリターンも手に入れる事ができるのです。

 

債券をアセットアロケーションに入れる目的と効果

債券は株式と逆の動きをするといわれていますので、リスクを軽減することになります。

仮に、株式が大暴落して半値になった場合、株式100%のアセットアロケーションであれば、全資産が半分になってしまいます。

しかし、株式と債券のアセットアロケーションが50%ずつであれば、株式が半分になったとしても債券がそのままであれば、全資産で考えると25%の下落(75%評価)ですみます。

投資資金が1,000万円であれば差額は250万円ですが、投資資金が1億円であれば差額は2,500万円です。株式100%というのはリターンも大きいですがリスクもとても大きいといえます。

株式50%下落、債券下落無し 株式100% 株式50% 債券50%
投資資金1,000万円 500万円に下落 750万円に下落
投資資金1億円 5,000万円に下落 7,500万円に下落

また、リバランスをする事によってリターンを向上させるという目的もあるでしょう。

 

債券が不要な人、不要な人

投資資金の少ない人は債券は不要でしょう。ある程度投資資金が増えると債券もアセットアロケーションに含める事を考えるべきだと思います。

投資資金が1,000万円以下のような場合は債券のような守りの資産は全く不要です。幾らを超えたら債券を考えるべきかはその人の考えや収入などによって異なるでしょうが、私は資産が5,000万円を超えたら債券を選択肢に入れようと考えています。

投資期間を長期で取れる若い人も債券は不要です。引退まで20年間以上の期間がある人は債券は基本的に入れる必要はないです。

引退時期が見えてきた人は株式などのリスク資産に資産を集中して、暴落して資産の半分を失うとなったら回復までの時間が短い期間しかとれないので、引退時にはまだ回復していない可能性が高いですが、引退までの期間が長い人は引退までに相場が回復している可能性が高いためです。

現金などの無リスク資産の割合を多く取っている人も債券は不要でしょう。現金などの無リスク資産が債券の役割をしてくれるためです。

 

まとめ

過去に正解を求めた場合、債券は株式に長期ではリターンで負けますので株式100%が正解になります。私は資産の少ないうちは株式100%でよいと思いますが、資産が増えてきた場合に一時的にでもその資産が半分になるという事は耐えれないと思う臆病な投資家ですので、今後もっと資産が増えてきたら債券も考慮に入れる予定です。

日本の国債の金利はゼロみたいなものですので、現金とほぼ同じと考えてよいでしょう。年配の人が証券会社のキャッシュバック目的で購入するのは預金よりはましだと思いますが、私は全く購入する予定はないです。

それに比べて米国国債は現在(2018年11月24日)10年を超えるものの金利は3%を超えています、12ヶ月でも2.66%です。長期間資金が拘束されるのが嫌で流動性のあるものが良いといった人向けでは、米国ETFのバンガード米国トータル債券市場ETF(BND)は2.5%程です。

仮に、生活防衛資金以外の投資資金が5,000万円で、リスク資産7割、無リスク資産3割と考えた場合、無リスク資産は1,500万円にもなります。生活防衛資金がある場合、無リスク資産を現金預金で保有する必要はありません。仮に現金預金で保有しても何もリターンはありませんが、米国債券に投資して2.5%の利回りがあれば37.5万円になります。

流動性を求めて外貨MMFという選択肢もありますので、実際は無リスク資産の全額を債券に投資する事はないと思いますが、債券ETFも考えていけるように資産を増やしていきたいと思います。

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