バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)はこれ1本で世界中に投資できる

今回はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)について分析していきます。

投信ブロガーが選ぶFund of she Year 2012と2013の2年連続で1位をとった有名なファンドです。

また2018年9月現在、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のネット証券の大手3社での海外ETF保有残高ランキングはともに1位になっており、日本で一番有名といってもよい海外ETFです。

私の海外ETFで初めて購入した銘柄もこのバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(以下「VT」)でした。

VTの概要

VTは1銘柄で世界中に分散投資できるETFです。米国を含む世界の先進国株式市場および新興国株式市場を投資対象としています。全世界の大型、中型、小型株の市場パフォーマンスを測定し、先進国や新興国市場を含む約47ヶ国の約8,000銘柄で構成されています。

ベンチマーク :FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

経費率:0.10%

ETF純資産総額:121.27億万米ドル

設定日:2008年6月24日

安い信託報酬で全世界に分散投資できるという事を考えればもの凄く日本で人気があるのもわかります。

 

国別保有比率

市場別保有配分 上位10市場(2018年6月30日現在)
米国 53.4%
日本 8.2
英国 5.9
中国 3.3
カナダ 3.1
フランス 3.1
ドイツ 2.9
オーストラリア 2.3
スイス 2.3
韓国 1.6

米国が半数以上を占めており、日本が8.2%も含まれています。

 

保有銘柄

保有上位10銘柄と純資産額に占める割合(2018年6月30日現在)
Apple Inc. 1.8%
Microsoft Corp. 1.4
Amazon.com Inc. 1.3
Alphabet Inc. 1.3
Facebook Inc. 0.9
Berkshire Hathaway Inc. 0.7
JPMorgan Chase & Co. 0.7
Exxon Mobil Corp. 0.7
Johnson & Johnson 0.6
Royal Dutch Shell plc 0.6
純資産総額に占める上位10銘柄の割合 10.0%

上位10銘柄の割合が10%という事はそれだけ分散投資されているという事です。

 

過去の成績

2008年のリーマンショック時には大きく下落しましたが、その後順調に回復してリーマンショック前から比較すると約1.5倍、リーマンショックの底から比較すると2倍以上になっています。これだけを見ると悪くないパフォーマンスだと考えられます。

しかしS&P500に連動するETFなど米国集中投資と比較するとパフォーマンスは劣っていたと言わざるを得ません。それは新興国のパフォーマンスが悪かったためそれがVTのパフォーマンスを下げていたという事になります。

それではアメリカだけに投資していればいいのかという考え方もできますが、今後はアメリカが成長する速度と新興国が成長する速度が逆転するのか未来はだれにもわかりません。

 

VTは優良な投資先

米国株投資では超有名なB氏はこのVTはク〇みたいなETFと評価しています。分散されすぎていて日本株や新興国などの実質リターンの低い市場にあえて投資してパフォーマンスが下がる、世界の平均よりも米国の平均の方が良いと言っていました。

この考え方を知った時、一理はあると思いました。特に日本市場については私も悲観的ですので比率が高すぎると思っています。新興国については過去のパフォーマンスもあまりよくありません。世界分散投資より米国集中投資の方がパフォーマンスは良いです。

しかし、盛者必衰という言葉があるとおりいつまでもアメリカが1番で無くなる可能性もあります。この先20年30年は米国は優良な投資先だと思っていますが、中国の台頭、新興国の成長という事も取り入れたいのであれば、VTは十分優良な投資先だと思います。特に銘柄を増やしたくなく、投資銘柄は出来るだけ少なく絞って購入したいという方は良いと思います。

 

小説としても面白いですし、お金の勉強にもなります。最初に購入して読んだのはかなり昔なのですが、この3連休で読み直しました。2回目でも面白かったです。

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)