投資初心者はiDeCo(イデコ)からはじめよう!

投資初心者の方が最初に投資するときはiDeCoか積立NISAをお勧めしていますが、今回はiDeCoについて説明します。

iDeCo(イデコ)って何?

毎月決まった金額を積立てて(拠出して)、その資金を自分で運用しながら老後の備えをする公的制度での私的年金です。銀行や証券会社等を通して自分から加入し、自分で投資先を選んで運用します。

簡単にいうと国が優遇措置を与えた個人で加入する年金です。

誰が加入できるの?

自営業者等の国民年金加入者(月額68,000円限度)、サラリーマン、会社役員等の厚生年金加入者(原則月額23,000円限度)、公務員(月額12,000円限度)、専業主婦(月額23,000円限度)が任意で加入できます。

掛金は月額5,000円以上1,000円単位で上限は職業によって異なります。

どんなメリットがあるの?

税制面で3つのメリットがあります。

①払込時の節税

掛金が全額所得控除の対象となり、所得税及び住民税の負担が減少する事です。節税額は年間の掛金×(所得税税率(5%~45%+復興税)+住民税税率(10%))となります。

所得税の税率が所得に応じて変わる為節税効果は人によって異なりますが、所得税10%の人がサラリーマンの掛金限度額276,000円を支払うと、節税額276,000×(10%+10%)=55,200円になります。所得税が20%の人の場合は276,000円×(20%+10%)=82,800円もの税金が安くなります。

つまり、所得税10%の人は276,000円-55,200円=220,800円の負担で276,000円の貯金、所得税20%の人は276,000円-82,800円=193,200円の負担で276,000円の貯金をしているようなものです。

(実際の所得税は復興特別所得税がある為10.21%、20.42%ですが、わかりやすく説明する為10%、20%で計算しています。)

②運用時の節税

通常、有価証券等の運用益は20.315%課税されますが、確定拠出年金の運用益は全額非課税になります。

③受取時の節税

退職等で共済金を一括で受取る場合は「退職所得扱い」になり、分割で受取る場合は「公的年金等の雑所得扱い」となり、税金の負担が低くなるように優遇されています。

どんなデメリットがあるの?

①原則60歳まで解約できない

原則、60歳までお金を使えないという事が一番大きなデメリットです。ただし、逆にいうと60歳までは強制的に貯める事ができるというメリットとも考えれます。

②手数料がかかる

口座開設時(2,777円~)と口座維持(月額167円~)に手数料がかかります。また、運用商品によっても資産の何%といった形で所定の手数料がかかります。

金融機関、選択した金融商品によって金額、パーセントが異なりますので、できるだけ少ないものを選びたいところです。

③元本割れの可能性がある

選択した商品によっては掛金よりも減っている可能性もあります。

元本を減らすのが絶対に嫌だという方は定期預金を選択して節税メリットだけを受けるという方法もあります。(せっかく非課税で世界に投資できるメリットを放棄する事になるので40代以下の人にはお勧めはしません。50歳以上の人の場合は選択肢として有りだと思います。)

④特別法人税がかかる可能性がある

これはあまりデメリットというよりリスクなのですが、特別法人税(資産時価の年間1.173%の課税)が課される可能性があるという事です。

確定拠出年金が始まった2001年から2018年現在までずっと凍結されており、実際に課税された事はないのですが、将来は凍結が解除される可能性があります。(2020年3月末までは特別法人税は適用されないと決まっています。)

ただ、公務員が加入できるようになりましたし、実際年間1%以上も課税されると制度が成り立たなくなります。課税される可能性は限りなく低いと思うのですが…。

どこで開設すればよいの?

2018年8月現在では、マネックス証券、楽天証券のどちらかが取扱商品も手数料の低い良い商品をそろえており2強といえます。

私が加入しているSBI証券は、新商品の取扱いができていない分上記の2強には若干劣りますが、移管手数料を支払ってまでの差はないと思ってそのまま続けています。

追記 2018年9月にSBI証券は新プランを発表しました。これでマネックス証券、楽天証券、SBI証券の差は無くなりました。むしろSBI証券が一歩リードと言っても良いかもしれません。

その他、松井証券、野村證券、大和証券、イオン銀行、りそな銀行、スルガ銀行なども比較的手数料が安いようですが、現在、どこの金融機関もiDeCoの手数料、取扱商品を頻繁に改定していますので、あなたが加入する時の最新の情報を調べてから加入するのが良いと思います。

 

まとめ

デメリットやリスクはありますが、税制面でのメリットがとても大きくデメリットを上回っている人が多いと思います。これだけ税制面で優遇しているのは国が現在の社会保障制度はこのままもたないので、自分の面倒は自分で見て下さいというメッセージだと私は感じています。

私は当然、加入限度額の月23,000円を毎月積み立てています。

貯蓄型の生命保険や個人年金に加入するのであれば、iDeCoに加入した方が断然有利です。加入する手間や面倒はiDeCoの方がかかりますが、それに見合うリターンはありますので検討してみてはいかがでしょうか。

 

ユキ係長、話しが難しくて眠たくなってきたようです(=_=)

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