年老いた親のお金は定期(預貯金)でなく普通(預貯金)にしてキャッシュカードを預かろう

私の場合

私の親は3年前に老人ホームに入居しました。

その時に通帳とキャッシュカード、印鑑を預かったのですが本当に良かったです。

もし、親のお金を使えなくて私のお金で親の老人ホーム費用などを支払う事となっていたとすればぞっとします。

高齢の親がいらっしゃる方は親が元気なうちに通帳をあずかれるようにしておいた方が良いでしょう。気を付けることなどは過去記事を参照下さい。

上記の記事で元気なうちにしておくべきこととして下記の5つを記載しました。

①財産や収入、キャッシュカードの暗証番号や印鑑などの現状把握

②生活費の口座を一つにまとめる

③支払は口座引き落としにする

④キャッシュカードで出金できるようにする

⑤兄弟姉妹との調整

生活費の引き落とし口座などは一つにまとめる事は出来ませんでしたが、老人ホームの費用は定期的に入金のある口座からの引き落としになりますし、キャッシュカード、通帳、印鑑を私が所持しているので今のところ困ったことはありません。公共料金などは自動引き落としなので現金での支払いはわずかです。NHKの引き落としがあり支払うのは嫌ですが仕方なく払っています。

私の親の場合、老人ホームの費用などの通常の生活費を収入の範囲でまかなえていますので大変助かっています。しかし、ひとつだけ失敗したと思う事は普通(預貯金)に比べて定期(預貯金)のお金が多かったことです。定期(預貯金)の解約は基本的に本人が金融機関の窓口に行く必要がありますので、簡単に出金する事が出来ません。定期のお金は親が亡くなるまで凍結と覚悟しています。

入院などで臨時的で大きな支出があった場合などで収入より支出が多くなればどこかで補填しなければなりません。

定期(預貯金)は出金のハードルが高い

定期的な収支が「収入<支出」の人は普通(預貯金)の残高が少し減ってきますので、何らかの補填が必要になります。定期(預貯金)にずつが定期的な収入より多い人の場合も補填が必要となります。

補填が必要な時にお金が定期(預貯金)にあると基本的には本人が窓口に行く必要がありますのでキャッシュカードで引き出すことができません。金融機関によっては一定の金額以下の少額の場合はキャッシュカードで引き出すことができますし、どうしてもそのお金が必要であれば親と一緒に銀行にいくなどなんとか現金化する出来るかもしれませんが、簡単に引き出せないと思っておいた方が良いと思います。認知症になった後では原則引き出せません。

つまり、いくら財産が数千万円あっても普通(預貯金)口座に少ししかお金がなければすぐに足らなくなっていく可能性もあるのです。

お金があるのに使えないのは本当に悲劇です。もちろん、費用を一生払って成年後見人制度を使う方法などもありますが、無駄な費用は払いたくないですよね。

ペイオフの事を考えると一つの金融機関に1千万円以上預けるのはリスクがあるとか郵便局はそもそも上限があるという問題はありますが、預貯金のほとんどが定期で普通口座がわずかというのはあまりにもリスクが高いです。金融機関が破綻するリスクよりも定期を引き出せなくて困るリスクの方が高いと思うのは私だけではないと思いますので、定期(預貯金)のお金は普通(預貯金)に振替しておきましょう。数千万円ある場合は信用金庫や地方銀行よりもメガバンクの方が安心できると思います。

現在の低金利の時代にはっきり言って定期預金のメリットはほとんどありません。あるお金を全部使うような金遣いの荒めの人、普通(預貯金)に残高がたくさんあると落ち着かないので別口座によけておきたい気持ちの人などにわずかに意味があるかもしれませんが、マネーリテラシーの高い人にとっては定期(預貯金)は意味がないでしょう。

最悪のケース

最悪のケースは、親の事なのに親のお金を全く使えなくて、後から兄弟姉妹が口を出して権利だけを主張する場合です。

親のお金を全く使えず親の介護費用を全額負担したのに、親の財産を分けるときに兄弟姉妹が図々しくその残ったお金のうち自分の持ち分(2人兄弟の場合は2分の1、3人兄弟の場合は3分の1)又はそれ以上の金額を要求する可能性もあるでしょう。そもそも預貯金の相続手続きをするには基本的に相続人全員の実印と印鑑証明書が必要です。兄弟姉妹がごねたら相続手続きが出来なくなってしまいます。

逆を言えば、親のお金をあてにして親のお金を自分のもののように使っている兄弟姉妹がいる可能性もあります。あなたが親と離れて暮らしていて、親の近くにいる兄弟姉妹が親のお金を使い込むという話もよくある話ですので、その場合はその金遣いの荒い兄弟姉妹にキャッシュカードを持たれないように気をつけなければなりません。

何千万円も持っていた親の財産をダメな子供が使い込んだというのも時々聞く話ですので、そのようにならないために自分か管理するか、兄弟姉妹が管理する場合は通帳の動きを定期的に確認させてもらうか、面倒くさいのであきらめるかというところが選択肢になるでしょう。信頼できる兄弟姉妹なら任せられますのでそのような兄弟姉妹だったらいいですね。

親の介護費用は親のお金で出す

親の介護費用は親本人のお金から出すのが原則です。足らない場合に子供が負担するのは仕方ないですが、親のお金があるのに子供が出すのはやめておきましょう。そのためにも親の財産がどれだけあるか親が元気なうちに把握しておきましょう。親の財産を把握して親から信頼されて通帳やキャッシュカードを預かるように持っていきましょう。親に信頼されていない親不孝の子供であれば通帳キャッシュカードは預かれませんので、それも親孝行の一つだと思います。

介護費用についても自宅で生活してヘルパーさんに来ていただくのか、老人ホームに入居してもらうのかによって大きく費用も変わります。親本人が納得して収入や財産があるのであれば老人ホームの方が子供にとって手間はかからないし安心だと思います。しかし年金の金額が少なく財産もあまりないので親の収入財産だけでは老人ホームは金銭的に厳しいという場合もあると思います。そのような場合は親本人の気持ちや子供がどの程度の負担を許容できるかによってどのようにされるかを決めるべきですが、自宅生活だと金銭的負担は少ないくても精神的負担は時間的負担は大きいと思いますので私個人的意見としては金銭的負担が許容範囲で親が老人ホームでの生活に納得してくれたのであれば老人ホームの方が良いと思います。但し、兄弟姉妹がいて負担が出来る人と出来ない人がいる場合は難しいですね。個別具体的な話になるとそれぞれのご家族が相談して判断していただいたら良いと思いますが、原則として親の介護費用は親本人が出すべきという事はしっかり押さえた上で決めていただけたらと思います。

 

最後に雑学ですが、(預貯金)としている理由

銀行や信仰金庫などに預けたお金・・・預金

郵便局や農協などに預けたお金・・・貯金

というため預金とするのも貯金とするのもためらったため(預貯金)という表現にしました。預金が貯金かどちらかで統一しても良かったのですが、何か気持ち悪かったのでわかりにくいと思いながらもこのような表現にさせていただきました。

 

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