すかいらーくの株主優待はカード化されて使いやすくなったが…

すかいらーくの株主優待は有名です。

2017年2月9日に食事券の株主優待を一気に3倍にするというビックリな改定がありまして、2019年1月現在もその優待は維持しています。

株主優待の優待券も以前は500円券を束で郵送されていたのですが、2018年6月期の優待券から3,000円や1,000円のカードに改定されて使いやすくなりましたので、しばらくは株主優待が改悪される可能性は低いと推測されます。

しかし、私はこの度すかいらーくの保有株300株全部を売却しました。

今回はすかいらーくの株主優待などについての説明と、すかいらーく株を売却した理由について述べていきます。

すかいらーくの株主優待

保有株式数によって、年2回、すかいらーくグループで利用可能な株主優待券を受け取る事ができます。

保有株式数 6月末基準日 12月末基準日 年間合計金額
100株~299株 3,000円分の株主優待券 3,000円分の株主優待券 6,000円
300株~499株 9,000円分の株主優待券 11,000円分の株主優待券 20,000円
500株~999株 15,000円分の株主優待券 18,000円分の株主優待券 33,000円
1,000株以上 33,000円分の株主優待券 36,000円分の株主優待券 69,000円

通常の株主優待は100株でも300株でも500株でも同じ株主優待というものが多いため一般的には100株保有が一番有利になるのですが、すかいらーくの株主優待は100株よりも300株、300株よりも500株、500株よりも1,000株が有利という珍しい株主優待になっています。

最も有利なのは1,000株保有で年間69,000円分の株主優待券をもらう事が出来ます。2018年12月末の終値1,735円で考えると、69,000円÷1,735,000円=0.039769・・・・(4%弱)となります。

配当金は1株38円ですので、1,000株保有の場合の配当+優待利回りは(38,000+69,000)÷1,735,000=0.06167・・・・(6%強)となります。

2019年1月現在での利用できる店舗は下記のとおりです。20種類以上ありますし日本全国どこでもある店舗も複数ありますので、使い勝手は比較的良いです。

ガスト、バーミヤンジョナサン、夢庵、ステーキガスト、グラッチェガーデンズ、藍屋、魚屋路、chawan、みわみ、ゆめあん食堂、とんから亭、かつ久、から好し、ばーみやん軒、しゃぶ葉、グランブッフェ、フェスタガーデン、パパゲーノ、ブッフェグランチャイナ、ブッフェエクスブルー、むさしの森珈琲、ハワイアンダイニング&カフェ ラ・オハナ、トマトアンドオニオン、じゅうじゅうカルビ

 

すかいらーくの業績

すかいらーくグループ業績ハイライトより引用しました。

2013年12月期 2014年12月期 2015年12月期 2016年12月期 2017年12月期
売上高(百万円) 332,484 340,002 351,146 354,513 359,445
営業利益(百万円) 22,563 21,642 27,806 31,249 28,103
税引前利益(百万円) 11,800 16,767 24,717 28,952 23,519
当期利益(百万円) 7,097 9,479 15,120 18,216 15,549
店舗数 3,006 3,014 3,036 3,068 3,145

 

店舗数の緩やかな増加に伴って売上の増加も本当にゆるやかです。ほぼ横ばいと言っても良いくらいです。

当期利益は右肩上がりだったのですが、2017年12月期では2015年12月期と同じくらいまで減少しました。

 

2018年度の年間業績はまだ発表されていませんが、9ヶ月の第3四半期の業績は次のとおりです。

2018年第3四半期 2017年第3四半期 前年同期比
売上高(百万円) 275,967 270,361 102.1%
営業利益(百万円) 18,809 23,040 81.6%
税引前利益(百万円) 15,572 19,544 79.7%

売上は若干増加していますが、営業利益、税引前利益どちらも大きく減少しています。

すかいらーくの決算説明資料によると、経費の大きな増加要因は次のとおりと公表しています。

人件費:新規出店による店舗数影響26億円、人件費単価上昇により14億円増加

その他販管費:新規出店による費用増26億円、既存店強化のための費用増9億円、株主優待引当コスト増6億円など

2018年の配当予想は変更なしとの事でした。

株主優待がコスト増になっていると会社は自ら述べています。

 

すかいらーく株式売却した理由

売却した理由は主に次の3つです。

業績悪化による株主優待廃止又は改悪のリスク

10年先もこの株主優待が維持されている可能性は低いと考えています。株主優待が廃止又は改悪された場合は株価が大きく下落しますので、少しでも含み益のある今のうちに売却して逃げておこうと考えました。大盤振る舞いの株主優待も業績悪化の一因となり、今期の決算はあまり期待できません。

2017年に株主優待の改定を発表して株価が上昇した後に、当時の筆頭株主であった投資ファンドのペインキャピタルがすかいらーくの株式を売却しましたが、その後すぐに株主優待を改悪するとあまりにも露骨なので、2年から3年程時間をおいてから元に戻すというのは十分に考えられます。

そもそも株価が割高

PER(会社予想)27.43

PBR(実績)2.65

EPS(会社予想)63.43

この先に売上が増えて利益が増える見込みがあるのであればまだしも、この先成長の余地はあまりないと思いますので現在の株価は割高だと感じました。

すかいらーくグループの飲食店を十分満喫した

私達は二人家族ですので、株主優待券は1回で使い切れません。300株で年間20,000円分の株主優待券だと、少し贅沢に使っても4~5回以上は食べる事になります。複数の業態の店舗があるので色々な味を楽しむことが出来るのですが、2年間色々なところへ食べに行って十分満喫しました。

この先全く行かないという事はなくこの先も時々行くと思うのですが、株主優待券を無理に利用するのではなく、自分でお金を払って欲しいものを食べたいという気持ちになりました。

子供がいれば、もうしばらく保有していたと思います。

 

最後に

私はたまたま、2016年12月に300株購入しており、これまで約2年間株主優待と配当金を受け取らせていただいたのですが、1月4日に300株すべて売却しました。

株価も年末はさすがに下げましたが、それまでは株主優待が目的なのか謎の株価上昇がありましたので比較的高く売却できてありがたかったです。