株式投資はギャンブルだが不動産は投資という世間の風潮は間違い

日本では株式投資はギャンブルで家賃収入目的の不動産購入は投資という考え方の人が一定数います。

特に女性にその傾向が強いです。例えば、婚活で知り合った相手の男性が株式投資をしていると聞いたら多くの人はこの人ギャンブル好きかもしれないと思って評価を下げる人が多いと思います。しかし、不動産を持っていて家賃収入があるといって評価を下げる人はほとんどいないでしょう。むしろ家賃収入があるってお金持ちなどと考えて評価が上がる人の方が多いと思います。

私も昔は株はギャンブルだと思っていましたし、不動産投資をして家賃収入を手に入れたいなどと思っていた時期もありましたのでその気持ちもわからなくはないのですが、実際リスクが高いのは株式投資ではなくて不動産投資です。

株式投資で財産を失った人と不動産投資で財産を失った人とどちらが多いか統計は取っていませんが、少なくとも私の知人関係で株で財産を失った人は一人もいませんが、不動産投資で財産を失った人は数人見ています。

 

株式投資はギャンブルか?

なぜ日本では株はギャンブルと考えられているか

株がギャンブルだと考えてられている理由は、日本経済新聞などの大手マスメディアが、株式市場について上がった下がったや、この株は上がるなどと短期的な投機の記事ばかりであったり、テレビでは短期間で何億稼いだなどという人を持ち上げて放送するためにこのような状況になっているのだと思います。

また、信用取引で無茶な買い方をして借金を背負った話なども聞くとやっぱり株はギャンブルなのだと考えても仕方ないかもしれません。

やはりマスメディアの影響が大きいでしょう。

本当に株はギャンブルか

短期的な相場の変動で上がったり下がったりを狙って購入する投機的な売買はギャンブルに近いでしょう。

ましてや信用取引などして株を売り買いすれば、借金をして株式投機をしているのと同じです。

信用取引で自己資金以上の取引をしているのであれば最悪借金を背負うという可能性もあるかもしれませんが、現物取引しか行わないのであれば借金を背負う可能性などゼロです。

現物取引であれば最悪でも投資先が倒産して投資資金がゼロになるだけで借金を背負うわけではありません。ましてや銘柄を分散して購入すれば全部がゼロになることなどありえないのです。

しかも短期的に売買するのではなくて長期に配当金目的や経済成長に合わせて株価が少しずつ上昇していく目的で保有するのは過去の歴史的には利益が出る事が証明されていますし、長期で株を買うという事はその銘柄や市場が現実に行っているビジネスから出る利益、果実を手にするという事なので敗者が必ずいるギャンブルとは明らかに違います。

 

不動産投資はギャンブルか?リスクは?

ギャンブルではないがリスクが高い

不動産投資の利益は家賃収入のインカムゲインと売却益のキャピタルゲインの2つです。(株式投資も配当金のインカムゲインと売却益のキャピタルゲイン)

将来の売却時の金額などは予想する事は困難ですが、家賃収入の予測はある程度出来ますので、そういう意味ではギャンブルではなく投資といえます。

全額自己資金で投資をするのであれば、最悪でも失うのはそこに投資した金額だけです。しかし、多くの人は大きな借金をして不動産投資をします。それが不動産投資のメリットでもあり高いリスクでもあるのです。

つまり、不動産投資はレバレッジを効かせることによって大きな収益を得られるかわりに借金という大きなリスクを背負うことになります。まさに諸刃の剣です。

失敗する人は見積りが甘い

例えば投資金額1億円や家賃が年間1千万円あれば10年で元をとれる(利回り10%)といった考え方で投資します。

10%の利回りはあくまで表面利回りで、固定資産税、管理費、修繕費、その他経費がかかります。経費が5%かかれば実質利回りは5%です。そこから所得税や住民税がかかりますし、借入返済があれば返済も必要ですので手元に残る資金はほとんどありません。

そして不動産投資は収入は年を経つごとに物件が古くなっていくために家賃の減額や空室増加のために減っていくのですが、経費は修繕費が増加するため増えていくのです。

最初の年数の甘い見積りが何年先も続くわけではないのですが、甘いシミュレーションで業者の言いなりになって購入して失敗するバカがたくさんいるのです。

まして、借金で投資するのであれば借入返済も同時に行っていく必要がありますので資金繰りが厳しくなります。オーバーローンなどで物件を購入している場合など自己破産まっしぐらです。

不動産投資は出口も大切

また、不動産投資で失敗する多くの素人の人はインカムゲインの事しか考えませんが、不動産投資は最後に売却してから利益が確定します。

1億円投資して、10年間で税引後の利益で4千万円あったとしても物件が半値の5千万円でしか売却できなかったら、結局1千万円の損失です。

10年間で半値にはならないにしても20%や30%の下落は地域によっては十分考えられます。

土地については基本的に大きく下がるものではないですが、少子高齢化のこの日本ではよほどの都会以外では少しずつ下がっていくでしょう。建物については毎年価値は下がっていきます。

不動産投資はカモにされやすい

不動産投資は不動産業者にカモにされやすいと言えば語弊があるかもしれませんが、一般消費者と不動産業者が持っている情報の差が非常に大きいと言えます。つまり、「不動産業界は情報の非対称性が大きい」のです。

不動産の相場はあってないような面もありますので、適切な相場が8,000万円の物件を素人に1億円で売りつける事が出来ますし、逆に適切な相場が1億円の物件を素人が売りに出していてなかなか売却できなくて資金繰りに苦しんでいるときに8,000万円で買い叩くという事ができます。

悪徳でない業者も多くいるでしょうが、実際悪徳な業者も多くいます。

素人は余程勉強しないとカモにされてしまう可能性が高いのです。

 

まとめ

株式投資もカモにされる可能性はありますが、不動産投資に比べれば比較的低いといえます。値段は市場で決まっていますので1億円のものは必ず1億円で購入する事ができます。(1銘柄で1億円も購入すれば多少株価は変動するかもしれませんが)

銀行の窓口でボッタクリ商品を購入したり、信用取引で借金をして取引しない限り大損する事はないでしょう。

株式投資でも不動産投資でも最も大切な共通点は損をしない事です。必ずもうかるものというのは世の中にありませんが、必ず損をするというものは日常にあふれています。そのようなものに手を出さないようなマネーリテラシーを高めていきましょう。

 

関連記事です。

不動産投資の基本と不動産投資をおすすめしない理由を記載している記事です。


↓ポチっと応援お願いします!↓

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用(投資)へ