年金払わずに生活保護って

国民年金の受給額よりも生活保護の方が受給額が多いというのはほとんどの人が知っていると思います。

厚生年金の場合は会社で天引きされますので、払わないという選択肢は難しいですが、国民年金の場合は払わないという選択肢も自分で選択する事は現実的に可能です。

この事から年金なんで払うだけ無駄、払わずに将来は生活保護を受けた方が良いという考え方の人は世の中に何割か存在していますし、その気持ちもわかります。

現在の制度はあまりにも生活保護が有利すぎますので、そのように考えるのも自然だと思います。

だから生活保護制度は変えるべきだというのは当然思いますし、現在のような正直者が馬鹿をみる制度というのは本当におかしいと憤りを感じますが、現実的にすぐに変わるのは難しいでしょう。

そこで、個人として自分や身近な人で年金を払う方が得なのか損なのか、払わないリスクについて考えていきたいと思います。

 

年金と生活保護の受給額

国民年金の受給額は満額で年間779,300円です。(平成30年4月分から)月額に換算すると64,941円です。

厚生年金は人によって大きく変わりますが、受給者平均年金月額は147,927円です。(平成28年、厚生労働省、厚生年金保険・国民年金事業年報より)

これに対して生活保護は地域や年齢や家族構成によって変わりますが、東京都で高齢者単身世帯の場合で収入がゼロ円の人の場合は月額125,000円程です。

しかも生活保護を受給すると医療費も無料になりますし、健康保険や介護保険や所得税などの負担はありませんので、厚生年金受給者の平均よりも実質的な手取り金額は多くなります。

 

これらの事から、どちらが得か損かで考えると、ハッキリ言って生活保護の方が得と言っていいでしょう。

ただし、このように生活保護が明らかに得なのが何十年先も続くとは正直私は思えないです。

日本の財政を考えると年金も生活保護もこれから減っていく事が予想されますが、年金よりも生活保護の減額の方が政治的に反対は少ないと思いますので、年金減額よりも生活保護受給額の方が先に大きくカットされると考えています。

生活保護が今のようなレベルで将来も貰い続けると考えるのは甘いでしょう。

 

生活保護受給の要件

得なのは生活保護と言ってもいいかもしれませんが、生活保護を受給するのには次の要件があるため簡単に受給する事はできません。

また、お金を貯める事ができません。貯めるとその分支給額がカットされる事になります。

①資産(現預金、家、車など)がない事

②生活援助してもらえる身内、親類等がいない事

③(病気やけがなどで)働けない

④収入(年金など)が最低生活費よりも少ない

 

資産を持てない生活をしてまで、生活保護を受給したいかどうかです。

 

年金未納のリスク

老齢年金がもらえない又は減額される

現在は基礎年金の加入が10年以上(120ヶ月)あると年金は受給できることになりました。(以前は25年間でしたが平成29年に法改正で受給資格期間が短縮されました)

但し、貰える金額は加入期間に応じてですので、10年間しか掛けていないと、当然受給金額は満額の4分の1(40年分の10年)です。

779,400×1/4=194,750円 年間たったの20万円弱しかもらえません。

障害年金をもらえない

一定の怪我や病気によって障害認定を受けた時に障害年金というのを受給する事が出来るのですが、これは年金を支払っていないと受給する事ができません。過去に保険料を一定期間納付している事が受給要件になっています。

ちなみにいくら受け取れるかというと、

障害等級1級の場合・・・・779,300円×1.25+子の加算

障害等級2級の場合・・・・779,300円+子の加算

☆子の加算(子とは18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子又は20歳未満で障害等級1級又は2級の障害者)

第1子・第2子・・・各224,300円

第3子以降・・・各74,800円

 

年金があてにならないのに、なぜ生活保護はあてにしているの?

年金なんてどうせもらえないので払わないで生活保護をもらうと言っている人に問いかけたいです。

年金はあてにできないのに、なぜ生活保護は将来も貰えると思っているのか?

年金という制度では国を信用していないのに、生活保護という制度では国を信用しているのでしょうか?

年金はこの先減る事や受給開始年齢が遅くなる事はありますが、制度自体がなくなる事はありません。

仮に年金が完全にもらえないくらい日本が悲惨な国なっていたとしたら、生活保護などあるわけありません。

政治家の立場になって考えたら、受給人数の少ない生活保護よりも、選挙人の多い年金の方が優先順位が高いです。

現在では、生活保護受給者は少しずつ増えて予算も増えています(年間3.8兆円)が、国としては出来るだけ増加ペースを抑えたいという意図で医療扶助に切り込もうとしています。

グラフ引用先 生活保護の現状、予算事業等について(厚生労働省)

生活保護をあてにして生きて、生活保護が受けれなくなったら人生終了ですか?

私はそのような人生を送りたくないです。結局、自分の身を守るのは自分しかいないという事です。

確かに公的年金だけでは十分な生活ができませんので、自分で資産形成をしていく必要があります。

政府も公的年金だけでは豊かな老後をおくれないので、自分の老後の生活費は自分で用意して下さい。そのためにiDeCoや積立NISAという税制優遇した制度を作りました。といった形で資産形成に有利な制度がありますので、それらの制度を活用しましょう。

 

iDeCoについて

 

積立NISAについて

 

この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。

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