米ドル待機資金は外貨MMFで持つのがベター

米国株や米国ETFを購入する時は原則ドルが必要になります。(円から直接購入できますが為替手数料が高いです)

また、米国株や米国ETFから配当金や分配金を受取るときはドルで受取る事になります。

米国株投資を行うとドルを持つことになるのですが、このドルをどのように形で保有するかを考えた時に外貨MMFが第一候補になります。

外貨MMFとは

外貨MMFとは、『外国のお金(ドルやユーロなど)に円を両替して、安全性の高い債券(国債や社債)で運用する投資信託』を表します。格付けが高く、安全性の高い債券で運用しますので、信用リスクという意味ではローリスクの投資となります。「外貨預金よりも金利が高い、為替手数料が安い」など外貨預金と比べて有利な点が多いのも特徴です。証券会社で購入できます。

ほぼ元本割れのない金融商品ですが、若干の利息が付きます。2018年11月10日現在では米ドルの外貨MMFは1.5%~1.8%程の利回りです。日本の低金利を考えるともの凄く良い金利です。

購入時も解約時も大手ネット証券の場合、ドルから購入した場合は手数料は不要ですが、円から購入した場合は為替手数料がかかります。

また、購入時の円建ての金額と売却時の円建ての金額の差額は税金の対象となってしまうのがデメリットです。

例えば1ドル100円の時に10,000ドル(100万円)購入していたものが、売却時1ドル110円になっていた場合の円換算は110万円になっていますので、差額の10万円が課税対象になり約2万円の税金が天引きされる事になってしまいます。

逆に、1ドル110円の時に10,000ドル(110万円)購入していたものが、売却時1ドル100円になっていた場合の円換算は100万円ですので、差額の10万円は売却損という事になり、他の譲渡益や配当と相殺されて税金が還付される事となります。

 

税金に関してはMMFも外貨預金も課税対象

外貨MMFのデメリットとしてドルとしては増えていないのに税金がかかる事が言われていますが、実はこれは外貨預金の場合でも為替差益として税金がかかるのです。

外貨MMFでは円建ての損益を譲渡損益と認識して源泉徴収されます。

外貨預金の場合も1ドル90円の時に10万ドル(900万円)を購入して外貨預金に預けて置き、1ドル105円になった時に外貨MMFなどを購入した場合は、ドルを105円で売却(1,050万円)して外貨MMFを購入したとみなして差額の150万円が為替差益として課税対象になるのです。当然外貨MMFが外国株式や海外ETFになっても同じことです。

下記の国税庁のサイトにそのように記載されています。

簡単な表で表すとこのような感じです。

外貨MMF 外貨預金
為替差益 譲渡益(特定口座の場合源泉徴収される) 雑所得(雑所得として確定申告必要の場合あり)
為替差損 譲渡損(他の譲渡損益や配当と相殺) 雑所得の損失(他に雑所得がなければ相殺できない)

 

個人的には、確定申告が必要だったり(計算は自分でする必要があるので大変と思います)、損が出ても相殺されない外貨預金よりも、外貨MMFの方が自動計算してもらって楽だと思います。

 

外貨MMFのデメリット

めんどくさい。これにつきます。為替レートの変動によってドルは増えていないのに課税されるのは仕方ないです。逆の場合は税金の還付がありますので。

私が利用しているSBI証券の場合、提携している住信SBIネット銀行でドルを購入するのが為替手数料が一番安いですので、ドルは住信SBIネット銀行でドル転しています。

① 住信SBIネット銀行で円→ドルに交換(外貨積立)

② 住信SBIネット銀行からSBI証券にドルを移す

③ SBI証券でドル待機資金から外貨MMFを購入

外貨MMFを購入するまではこれで良いのですが、SBI証券は外貨MMFから米国株式を購入できませんので、一旦外貨MMFを売却する必要があります。

④ SBI証券で外貨MMFを売却してドル待機資金にする(売却後すぐ買付余力には反映されます)

⑤ 米国株式を購入する

⑥ 余った端数のドルをまた外貨MMFに替える

とかなり手間が増えるのです。せめて外貨MMFから直接米国株式を購入できたらよいのですが。

 

楽天証券は外貨MMFから直接米国株式を購入できますよ。SBI証券さん外貨MMFから直接購入できるようにして下さい。

私はリクエストを送りました。SBI証券をご利用されている人は下記から要望を送れます。

 

それでも、ドル転の手数料は住信SBIネット銀行が最安値ですし、他社の良いところは取り入れる企業ですので私はSBI証券を使い続けます。