HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株)は高配当株式で構成されたETF

今回はHDV(iシェアーズ・コア米国高配当株)について分析していきます。

ブラックロック社が運用している米国高配当株ETFで、その名の通り高配当なのが特徴で平成30年10月6日現在での分配利回りは3.47%です。

海外保有残高ランキングでは、楽天証券で8位、マネックス証券で9位、SBI証券では10位以下とそれなりに日本でも支持されている海外ETFです。

 

HDVの概要

HDVは配当水準が比較的高位の米国株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。財務健全性が高く、同時に持続的に平均以上の配当を支払うことのできる、質の高い米国企業への投資機会を提供する75銘柄で構成されており、投資家に配当を支払うことのできる資金余力(配当力)によってウェイト付けを行っています。

ベンチマーク :モーニングスター配当フォーカス指数

経費率:0.08%

ETF純資産総額:59.69億米ドル(約6,600兆円、2018年10月4日現在)

設定日:2011年3月29日

他のETFに比べると銘柄数が75ととても少ないのが特徴です。

 

保有銘柄

保有上位10銘柄と純資産額に占める割合(2018年10月4日現在)
EXXON MOBIL CORP 10.17%
VERIZON COMMUNICATIONS INC 7.24
JOHNSON & JOHNSON 7.16
CHEVRON CORP 6.87
PFIZER INC 6.23
PROCTER & GAMBLE 5.22
CISCO SYSTEMS INC 4.62
COCA-COLA 4.39
MERCK & CO INC 3.86
ALTRIA GROUP INC 3.81
純資産総額に占める上位10銘柄の割合 59.57%

上位の銘柄はS&P500の銘柄と全くと言っていいくらい異なっています。高配当で成熟した歴史の古い企業が多く含まれているのが特徴です。そして上位10銘柄の合計割合が約6割もあり1銘柄の占める割合がとても高いです。つまり、足を引っ張る銘柄が一つでもあればその影響は全体に及ぼすという事です。

 

セクター別の構成比率

エネルギー 23.49%
ヘルスケア 20.95
生活必需品 19.74
公共事業 7.68
通信 7.24
資本財・サービス 7.22
情報技術 5.50
一般消費財・サービス 4.63
金融 2.29
素材 0.91

上位3種類のエネルギー・ヘルスケア・生活必需品で6割を超えているのが特徴です。一般的にディフェンシブなセクターと言われている銘柄で、これらのセクターはシーゲル教授は長期で保有する事で市場平均を上回ると述べています。

 

過去の成績

設定日がリーマンショックより後ですので、リーマンショックを経験していません。

設定日からは上がったり下がったりを繰り返しながらでも右肩上がりになっています。

分配金は安定して出ていますが、毎年増配していない事が少し物足りないかもしれません。2016年には減配となっております。

2018年分配金

日付 分配金
2018/9/26 0.791106
2018/6/26 0.7964
2018/03/22 0.798621
合計 2.386127

2017年分配金

日付 分配金
2017/12/19 0.776321
2017/9/26 0.73165
2017/6/27 0.718133
2017/3/24 0.722884
合計 2.948988

2016年分配金

日付 分配金
2016/12/21 0.655685
2016/9/26 0.687623
2016/6/21 0.679421
2016/3/23 0.676805
合計 2.699534

2015年分配金

日付 分配金
2015/12/24 0.715673
2015/9/25 0.722168
2015/6/24 0.724784
2015/3/25 0.716815
合計 2.87944

2014年分配金

日付 分配金
2014/12/24 0.665232
2014/9/24 0.626301
2014/6/24 0.593282
2014/3/25 0.566408
合計 2.451223

 

S&P500との比較

同じブラックロックのS&P500連動商品のIVVと比較してみると直近のパフォーマンスは完全に負けています。

2018年9月30日 1年 3年 5年
HDV 9.19% 13.06% 10.24%
IVV 17.87% 17.26% 13.89%

ただ、ここ5年間は右肩上がりの相場でしたので、ディフェンシブ銘柄の多いHDVには不利だったとも言えます。HDVは設定日以後大きな暴落を経験していない為、この先暴落局面が来た場合に市場平均に勝てると考えてこれらのディフェンシブ銘柄に投資している投資家も多いです。但し、実際にリーマンショック級の暴落が来た時にや超長期でどうなるかは実際にはわかりません。

 

まとめ

歴史の浅い商品ですので、S&P500などの市場平均に比べて長期でパフォーマンスが良くなるのか悪くなるのかはまだわかりませんが、過去5年では完全に負けている事は事実です。

それでも5年平均リターンは10%以上もありますので、含み益ではなく実際の分配金としてのキャッシュが欲しいといった配当金生活を送りたいといった人にとっては良い商品だと思います。

私は配当金としてのキャッシュフローを重視していますので高配当株が好きでポートフォリオの一部に含めていますが、正直S&P500の方が今後もリターンは期待できるかなと思いながら購入しています。海外ETF投資を始めてVTの次に購入したのはこのHDVでした。

 

これを読んで配当再投資の重要性を勉強しましょう。

株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす