資産運用の必要性 預貯金のリスクとは?

私が資産運用をしている理由は大きく二つです。一つは資産を増やしたいため、もう一つは資産を守りたいためです。

今回は資産を守るためになぜ資産運用が必要なのかを考えていきます。

 

預貯金のリスクはインフレ、守るべき資産は金額でなく価値

資産運用をしない人の理由の一つに元本(資産)を減らしたくないというものがあります。ではその守るべきものはその預貯金の残高なのでしょうか?

例えば、こつこつと貯金を頑張って65歳の時点で6,000万円まで貯まりました。1年200万円ずつ使っても95歳まで30年間は大丈夫だ。年金と合計すれば十分生活していけるだろうという見込み。何か見落としている事がありませんか?

そうです、インフレリスクについて全く備えていないですね。

インフレとは物やサービスの値段が上がっていく事で、正式にはインフレーションです。そのうち急激にインフレが進行するのをハイパーインフレーションといいます。

ハイパーインフレはジンバブエの場合が有名です。2008年には物価が数百万倍になりましたし、100兆ジンバブエドル紙幣といった超高額な紙幣も登場しました。その他にも過去にはドイツ、アルゼンチン、ブラジル、ロシアなどでもハイパーインフレが起きています。

ハイパーインフレが起きると現金は紙切れ、預貯金はただの数字になります。

3,000円の白米が30万円になり、200万円の車が2億円になり、10万円の家賃が1,000万円になったりして物の値段が100倍になったとしたら、こつこつと貯めた貯金の6,000万円も実質的に60万円の価値に下がってしまい貯金を取り崩して生活するという事が厳しくなります。

日本の場合、1990年からこの30年程はインフレはほとんど起きていないため、日本人はインフレのリスクを軽視しがちなのです。30年前の1988年の1万円と2018年の1万円の価値はそれほど大きく変わっていませんが、1988年の1万円とその30年前の1958年の1万円は大きく変わっています。その30年前の1928年の1万円はとてつもない大金でした。

昭和30年代までは100万円もっていたら大金持ちだったと思いますが、今の100万円もっていても大金持ちではないですよね。

それと同じことが、今1億円持っていたらお金持ちと言えても、数年後は言えなくなっている可能性もあるという事です。

 

インフレに備えるには

基本的には現預金以外の資産に財産を分散する事が大切になります。ではどのようなものの形で財産を持てばよいのでしょうか?

不動産を所有

自宅を購入する事も資産を分散している事になりますので、多くの日本人が行っています。

仮にインフレで家賃が10倍になっても、持ち家の場合は家賃0のため変わらないなどインフレ対策になります。

ただし、自宅以外の不動産投資についてはしっかり勉強した上で行わないと業者にカモにされてしまいます、注意しましょう。

また、災害などで資産価値がゼロになるリスクもあります。

株式を所有

株式はインフレに強い資産と言われています。

インフレになると企業の業績や財産価値の名目上の金額が上がりますので、株価もそれに連動して上がります。

特定の銘柄を大量に保有すると倒産リスクが高くなりますので、ETF、投資信託などを利用して投資先を分散しましょう。

外貨

日本がインフレになり、日本円の価値が低くなると、為替市場は円安になりやすくなります。円安に備えるという意味で日本円でなくドルやユーロなどで財産を保有するというのもリスク分散になります。

ドル、ユーロの現金として外貨預金で持つという方法が一般的かもしれませんが、外貨で不動産や株式を持つという方法もあります。

金など貴金属

金、銀、宝石などの価値の下がらない現物資産です。戦争など混乱が起きて貨幣の信用がなくなった時に一番頼りになる財産かもしれません。

しかしこれ自体が何か収益を生み出すといった要素はありません。資産額が大きく守りの要素が強い人は保有する価値はあるかもしれませんが、資産額が少なく資産を増やしたいという人には不要かと思います。

ちなみに、私は生活防衛資金を預金で保有しつつ、不動産、株式、外貨での株式という形で分散投資しています。

一つの資産にまとめるのではなく、複数の資産に分けて保有する事が重要です。

 

まとめ

日本政府は1,000兆円を超える財政赤字があり、これは現在の日本の一般会計予算約97兆円の10倍以上です。これだけ大きく膨れ上がった債務をまともに返せるとは思えません。

一番手っ取り早い減額方法はインフレを起こすことです。仮に物価が10倍になり貨幣価値が10分の1になったとしたら、現在の100兆弱の一般会計予算が1,000兆円弱になります。すると借金の残高が年間予算の10倍だったのが年間予算額と同額になります。

この事から考えても、私はこの先インフレになる可能性が高いと思っていますのでその対策をしていくつもりです。

株式投資などの資産運用で損する可能性とインフレになって損する可能性を天秤にかけてインフレになって損する可能性が高いと考えたからです。

大切な事は、リスクを自分で認識した上でより良い方法を自分で考えていく事です。あなたも自分にとって何がベストか考えてみて下さい。

 

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